まなきのなるようにするさ!

ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

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【書評・感想】「すり減らない」働き方

すり減っているなぁ、、

と疲れ気味で手に取ったこちらの本。

 

『「すり減らない」働き方』

私なりの感想を。

 

こちらの本です。

過去を思い出して辛くなる、けど、、?

 

サービス残業が当然で、

残業は自分が悪いから仕方ないと思っていたこととか、

とにかく過去を思い出して、辛い。。

 

新卒で入社した会社で、

一生懸命やってはいるけれど、

やってもやっても終わらなくて、

終電だから終わってないけど帰る、みたいなことがあって。

 

社長に、必死に訴えたけれど、

「お前が仕事できないんだから人の1.5倍働くのが当たり前だろ」

と言われたこととか。

 

辛さを思い出すと同時に、

当時この本を読むことができていたら、

「私が悪いんじゃないんだ」

「私だけじゃないんだ」

って思えて救われたかもなぁと感じた。

 

ミニマリストにも通ずる話?

 

タイトルからは想像していなかったけれど、

思いがけず、ミニマリストに通ずると感じる話が登場して面白かった。

 

まさかの。

でも、納得の。

 

物が散らからないようにすること、

無駄な迷い、選択を減らすこととか。

 

働き方を考えるって、

生き方を考えることだから、

やっぱり無駄をなくすって大事だと改めて。

 

トヨタ生産方式で考える私の理想

 

有名なんでしょうか?

トヨタ生産方式のお話って。

私はこちらの本で初めて知りました。

 

「異常識」=常識が異なる、という、

こちらも初めて耳にした言葉でしたが、

これって意識しておくて生きやすいなって思います。

 

人間関係でも何でも、自分の常識が常識で正しい!って思うと、

あれは非常識だ、あれはありえない、あんなの無理!

ってイライラすることが多くなってしまいがちだけれど、

「私の常識と、あの人の常識が違うのよね」って考えられると、

随分優しく生きられるよなぁって。。

 

「異常な常識」ではなく、

「常識が異なる」。

 

考えさせられましたし、

本を読んでから意識するようになり、

少し楽になれた気がします。

 

在庫を持たず、必要なときに必要なものを作る、

というのがトヨタ生産方式らしいのですが、

これって、いわゆる一般的な「常識」とは違う斬新なもののようで。

 

でも、私、このトヨタ生産方式を知って、

私の理想ってそれだ!!!ってすごく思ったんですよね。

 

在庫を持つのに、すごく抵抗があって。

量産のアパレル業界にいても疑問に思うことが多くて、

在庫を持たず、求められる洋服ってなんだろう?と考えて。

 

行き着いたのが、

「オーダーメイド」「衣装製作」「洋服のお直し」

だったんです。

 

一度、挑戦して、挫折して、離れて。

それでもまだどこかで、やりたいっていう気持ちはあって。

 

書くことも、描くことも、好きだし、

相談に乗ることも、得意分野でアドバイスすることも、好き。

 

わざわざ苦手な在庫を持つ仕事ではなく、

できることがあるかも、とか、

それで需要があったり成功することもある、と思うと、

なんだか希望が沸いてきました。

 

コヴィーの「7つの習慣」の話

 

スティーブン・R ・コヴィー博士の「7つの習慣」の話もあり。

 

(ちなみにこの「7つの習慣」という本、

 以前一度読みかけたのですが、

 ちゃんと全部は読めていないので再挑戦するつもり。。)

 

優先順位付けの弱点として、

「普通の人は重要か緊急かを判断するのが難しいということ」

としていて、まさにその通りと思う。

 

先程も少しお話しましたが、

新卒で入った会社でもまさにそれで苦しみました。

 

直属の上司は子育てとさらにもう一人妊娠し、

産休だったり会社にいなくて、

でも、仕事をしなければならず。

 

自分で判断して・・・?

いやいや、今客観的に見ても無理でしょって思う。

新卒で右も左も分からない私が?

指示をもらってやっとの私が?自分で?

無理無理!!!

 

(一応言っておきますが、、

 産休が問題って話ではもちろんないですよ!)

 

当時、社長には

「アシスタント入れてやっただろ!」と言われたんですけど、

そのアシスタントって、つまり、私の下につくアシスタント、です。

 

私に必要なのは「自分が指示しなくてはならないアシスタント」ではなく、

「自分に指示をしてくれる上司」だったんです。

 

それがいなかったんだから、そりゃしんどいです。

優先順位にしても、何が大事なのかも、

新卒の私がいきなり全部判断して実行できっこない。

 

まだ歩けない赤ちゃんがやっとはいはいができるようになった時に、

別の赤ちゃんに歩き方を教えるなんて、できませんよね。

当時の私にとっては、本当につらいことでした。

苦しかった。

 

でも、当時はそういう環境だったものですから、

「私が悪いんだ」

しか考えられなかったです。

 

新卒で入社して1年。

退職することとなりました。

 

石の上に三年、と言いますし、

私も少なくともそれくらいは頑張るつもりでいました。

でも、無理でした。

 

「新卒でたった1年で辞めたやつなんか、どこも使ってくれない」

そう言われたし、自分でもそう思いました。

 

でも、自分の心と体が限界で、

それより大事なものなんてないって、

言ってくれる人がいたし、自分でも思ったので。

 

そして、今もこうして生きてます。

それに、それから数ヶ月後、

そんな私を受け入れてくれる会社は見つかりました。

 

無理に続けていたら、

私はすり減り続けて、もっとひどいことになっていたと思います。

 

毎日、事故にでも逢えば会社に行かなくて済むのにとか、

会社が火事でもなっていれば仕事をしないで済むのにとか、

ゾッとしますけど、そんなことを考えながら会社に這ように行ってました。

 

私みたいに、すり減って、すり減って、

ペラペラに薄く、薄くなってしまっている方、

少なくないと思います。

 

仕事における優先順位をつけるのはすごく難しいこと。

それが判断できる人のもとでそれを学んで、

それが自分でできるようになれたら何よりですが。

 

でも、仕事のそれが分からなくても、

人生の優先順位は自分の心と体が一番だし、

それより大事なことなんてないって思っていいと思うし、

それを忘れずに生きたいです。

 

一番響いた言葉

 

 

「息抜きながら、生き抜く」

 

これはすごく響きました。

 

息を抜かないと、息切れして倒れちゃいますもんね。

息を抜いてこそ、生き抜けるんですよね。

 

息、抜けてますか?

息することすら、忘れてたりしませんか?

 

私はつい忘れちゃうことがあるし、

実際にリアルな意味での呼吸も下手なことに最近気づきました。。

特に、息を吸うのが下手で、呼吸が浅いようで。

 

しっかり息を吸わないと、息を吐けないし、

息を吐けないと、息を吸えない。

 

できる人からしたら「当たり前だろ!」って感じかもしれないけれど、

それが難しかったり、下手だったりする人もいる。

 

上手に、気持ちよく、息を抜けるようになりたい。

 

まとめ

 

具体的な内容はあまり書きませんでしたが、、

 

「仕事で心も体もすり減ってるかも、、」とか、

「働くってこんな苦しいっけ、、」とか、

「どうしたら働きやすくなるのかな、、」とか、

 

働くことで悩んでいたり、疲れていたりする方には、

とても刺さる本かなと思います。

 

私のように考えすぎて、文字通り刺さって痛い!辛い!

ってこともあるかもしれませんが。。

 

自分がすり減っていると感じるような働き方は、

やっぱりやめたい、ですよね。

私はやめたいって心底思います。

 

すり減らず、豊かに働けるように、

まだ時間はかかるかもしれませんが、

諦めず、生きたいです。

 

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

 

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