まなきのなるようにするさ!

ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

移転しました。

約3秒後に自動的にリダイレクトします。

裾脇ファスナーのパンツ(ズボン)の裾上げ・お直し方法。

また祖母に頼まれたお直しシリーズ。

ちょっと裾上げして、と簡単に言うけれど、

脇にコンシールファスナーがついてるじゃありませんか。。

でも、やりましたとも!

 

関連記事。

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ファスナー付きの裾上げ、ざっくりなやり方

 

まず、どんな裾かと言いますと。

こんな感じで、脇の縫い目にコンシールファスナーがついていて。

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祖母の愛用しているズボンがほとんどこのタイプなんです。。

(実は2着同時に頼まれたので、もう1着は追って、、)

 

・・・めんどくさい仕様!!!

なぜファスナー!?

と思ったのですが、考えてみたところ、

すごく勉強になった、のが、

 

裾があまり広がっていないし、

さほど伸縮する生地ではないので、

ここがただの縫い目だけだと、

着脱しにくいというか、足が通らない、、

 

なるほど!ってことでした。

 

さて、つべこべ言わずやっていきます。

 

まずは、ほどいていきますが、

この時、いかに「どう縫えば仕上がるか」というのを

確認しながらほどくかが肝です。

 

それと、効率化を図って左右いっぺんにほどかないこと。

というのは私のこだわり。

 

片方を「仕上がりの見本」としてとっておくのです。

ん?ってなったとき、ほどいてない片方を見れば、安心!

 

ということで、ほどけたら、

まずは、仕上がり線にチャコペンで印をつけ(裏に)、

 

(私はチョーク系タイプを最近使ってますが、

 手の汚れない&削らなくていい&消しやすい、

 っていう学生時代からお世話にになってるチャコナー、

 個人的にはおすすめです。。)

 

それに縫い代を足した長さにカットします。

が、

 

ここで、このファスナーごと切ったら大変なので、

(これが面倒なわけです、、)

ファスナーは先にある程度ミシン糸をほどいておいて、

それから生地、そしてファスナーテープ(基布)を適宜カット。

 

で、裾上げはまつり縫いで仕上げますので、

ここで裾線にロックミシンをかけました。

 

できたところがこちら。

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ある糸で適当にやってくれればいいと言われたし、

表に見えないしってことで、

この濃いグレー系のロックミシン糸が私がかけた部分。

もともとの薄い色のロック糸と比較しやすいですね、、!

 

ここで、裾上げ線に沿ってアイロンで折っておきます。

最後にアイロンかけようとするとやりにくいので。

 

で、お手本のもう片側を確認しながら、

同じように、縫っていきます。

(ざっくりな手順、、)

 

よっこらせ、とひっくり返して、こう。

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またも濃い色の糸が私の縫ったところ。

安心してください、このミシン糸も、表には見えないのです。

縫い代とファスナーテープしか貫通しておりません。

 

で、ファスナーがびょいんと下まで下りないように、

太めの糸でストッパー代わりに手縫いでチクチク、の図。

 

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ここで止めると、ファスナートップ(スライダー)込みで、

裾線から下にのぞくことはないので、

絶対に引きずらないし、みっともなくない仕上がりに。

 

そして、製品はルイスと言って、機械でまつり縫いしていきますが、

私は持っていませんので、

せっせと手縫いで裾上げのまつり縫いをしていきます。

表に糸がひびかないように、丁寧に。

 

で、完成ですーーー

こちら!

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ファスナーを開けて、裏面チラリ。

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すごく鋭い方しか気づかないと思いますが、

お直し前にあって、お直し後にないものがあります。

 

もう一度、お直し前の画像を。

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この、表に見えてるミシンの縫い目です。

縦にハの字になっているところ。

 

これが、お直し後にはありません。

 

理由は、ない方が綺麗!って思って。

その代わりに、見えないようにしっかり裏でまつってとめたから。

 

量産ではなるべく手縫いなんてしたくないし、

強度考えたらミシン一択なので当たり前、

だけど、せっかく手で仕上げてるから、ね!

 

(あと、表に見えていいほど、似た色の糸用意してなかったしね、、)

 

ってことで、綺麗に仕上がりましたよー!

やるからにはしっかりやります。

 

もう一度、仕上がり画像。

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あ、もう1本のズボンはこんな感じで。

 

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ファスナートップが裾線から飛び出てて気になったので、

裾上げしたときには、せっかくなので飛び出ないようにしましたよー!

 

じゃん!

この通り!!

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いまいち直したかどうか分かりにくいですが、

裏面もお見せすると、ファスナーも短くなってますーーー

 

裾上げ前がこちらで、

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裾上げ後がこちら。

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こだわりというか、、

もともとついていた、ファスナーテープの端の優しさの裏地パーツ

(テープの端がほつれないように?もしくは肌あたりを優しくするために?)

を、ほどいて外して、また同じパーツを使って同じように仕上げたこと。

 

丁寧な仕事は、引き継ぎたいので!

 

ということで、無事、やり遂げました。

 

まとめ

 

正直、

やだなにこれめんどくさいし私に気楽に頼まないでよ、、

と思ったんですけどね、、

でもおばあちゃんの頼みなんでね、、

 

けど、おかげですごく勉強になったし、

我ながら綺麗に出来上がったのでご満悦で、

さらにおばあちゃんがすーごく喜んでくれたので!

「んまぁ!お見事!」って、、!

 

この瞬間が、最高に幸せなときですね。。

苦労が報われます。

 

一見面倒ですが、とりあえず、片方見本があるしと思えば、

お直しも少しハードルが下がると思います。

 

それと、これを一回やると、普通の縫い目だけの裾上げが、

なんてつるんとした裾上げなんだ!と、

今までより楽に感じられます(笑)

 

やってみようと思った方に、

少しでも参考になれば幸いです!

 

根強い人気の靴下お直し記事はこちら。

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では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

 

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